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ホリエモンのキャラは、藤子・F・不二雄じゃないからな、Aの方だからな、間違えるなよ。 と、なんだかキャラが迷走しているフォルトゥーナです。 このブログ、なんだか週末限定投稿と化している感がある。 ライブドアの件については、弱小ブログながら、それなりに反応を頂いた。 ライブドアへの支持、不支持はいわゆるウヨサヨの分類とは無関係に発生していて面白いが、どちらかと言うとリベラルな人々の方が、あえて支持を表明しているような印象を受ける。 だが、今回、堀江不支持を「あえて」表明した私から一つ言いたいことがある。 お前ら、そうやって、小泉が首相になったときも諸手をあげて歓迎していなかったか? というか、私もしていた。(苦笑) ブームとか言って、純ちゃんグッズを買いあさる人々には引きつつも、森派なことは知りつつも、何か変えてくれるだろうと期待していた。 確かに変えてくれた。悪いほうに。 当時はブログなど存在しなかったし、当時からずっとサイトを続けている人もなかなかいないだろうが、今は反対派に回っていても、私のように良く考えずに「自民党をぶっ壊す」だの、「構造改革の痛み」なんて言葉に流されていた人も多かっただろう。 思うに、我々は「ぶっ壊す」という言葉に弱すぎる。壊せばなんでもいいのか? 小泉が首相になった頃、読んだ記事の中で興味深かったものがある。小泉の反逆児風のキャラ作りやら、後にワンフレーズと揶揄されることになる、印象的な言葉で人を引き付けるところだとかは、選挙区のリベラル派を巻き込むために生まれたというのだ。 小選挙区制施行後の現在は違っているが、小泉が議員として頭角を表してきた頃、この国の選挙制度は中選挙区制で、今よりも選挙区が広かった。その当時は鎌倉、逗子の2市と葉山町も小泉の選挙区に含まれており、その地域は他の地域より、リベラル層が厚いのだと言う。 そのリベラル層対策のためにうまれたのが、あの一連のポーズなのだという。 随分昔の記事なので、出典は忘れてしまったし、似たような話はネット上で見つけることができなかったので、かなりいい加減な話であることは断っておく。そもそも、本当に湘南のあの地域のリベラル層が厚いと言い切れるのかどうか分からない。(何しろ、石原家があるし、現在選出されている民主党の大石尚子氏は、詳しくは知らないが、プロフィールを見たところ、湘南合気道連盟の会長だったり、戦艦三笠の保存会に所属していたりして、あっち系の匂いがするし) ただ、この話が本当だとするならば、リベラル連中はとりあえず、現状打破の姿勢さえ見せておけば中身が何だって付いてくるだろう、と見くびられていたということにならないか。 ライブドアをめぐる動きを見ていても、そのことを思い出させる。 たしかに、現在の報道は、記者クラブ制に代表されるように、閉鎖的な悪しき慣習に支配されている。私も記者クラブの撤廃に賛成だし、記者クラブ制を廃止した長野県や鎌倉市(あっ、やっぱリベラル?)の動きは支持している。故に堀江社長に風穴を開けてもらいたいというのもとても良く分かる。 また、前回のエントリーでも丁寧なコメントを頂いた、ニュース置き場。さんが指摘しているように、あのような方針では巧くいかないし、風穴だけ開けてくれて、そのままライブドアは潰れるのではないかとの指摘もある。たしかにありそうな話ではあるし、そうなってもらえたら有難い。(笑) もしかしたら、ビデオニュースの二人はそこまで見越しているのかもしれない。 だが、堀江氏がここまで上り詰めるまでには、快堕「天」論さんが指摘しているようにかなり後ろ暗い側面がある。 また、堀江氏は徹底したポピュリストであり、堀江氏が目指すメディアのあり方はあくまでも、ウケればそれでオッケーな「資本主義的」なものであり、「民主主義的」なものではない。 ライブドアや一連の関連会社は、お抱えのライターを使って、ライバル会社の製品の誹謗中傷をさせていた、という話も一部ではささやかれていたり、バックにはネット上では既に大きな発言権を得ている連中がおり、(仲違いしているという話もあるが)ウケるためには何でもする可能性がある。 現状打破を望むあまりに、「ぶっ壊す」という言葉にだけ反応していたのでは、どんな香具師でも、「ぶっ壊す」だけ連発していれば、我々は諸手を挙げて受け入れてしまうのではないか。 肝心なのは、どう壊すか、壊した後どうなるかを吟味することだ。 忘れるな。 ホリエモンのキャラは、藤子・F・不二雄じゃないからな、Aの方だからな、間違えるなよ。 追記:今回はリベラルへの批判ということで展開したが、同じことは保守派さらには「ネトウヨ」諸君にも言えることだ。彼らは「戦後民主主義的日常」への現状打破として、改憲や、愛国心教育、反ジェンフリに飛びついている。だが、その先どうするのかを吟味していなければ、同じなのだ。というか、現状打破を願うあまりに、容易に危険なものに飛びついているとしか思えないところが、彼らのもっとも嫌なところである。(その辺のことは後々述べるので、ここでは飛びつかないこと。飛びついてきたら、即効削除します) 私もリベラルな人間なので、「わーい、リベラルがリベラルを批判しているー」と不用意に喜ばないように。
by fortuna21
| 2005-03-06 12:40
| ニュース雑想
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